CBDとは? THCの効果との比較 アントラージュ効果とは?

CBDとは? THCの効果との比較 アントラージュ効果とは?

主要カンナビノイドである「CBD」と「THC」

 大麻に含まれる成分で特によく知られており、主要なカンナビノイドとされているのが「CBD」と「THC」です。本記事では、これらがどのような働きを持つのかご紹介したいと思います。それ以外のあまり名前を聞くことのない大麻に含まれるカンナビノイドについては2章でご紹介します。

 THC(テトラヒドロカンナビノール)とCBD(カンナビジオール)はそれぞれ1930 ~ 1940 年代に認知され始めたが、その化学構造は長い間解明されませんでした。しかし、現在では何千という査読つき研究によってそれらの化学構造や働きについて明らかになりつつあります。

 CBDは精神作用がないことから注目を集めていますが、カンナビノイド利用の観点からはどちらも医療的価値がある成分です。様々な成分の相互作用によって優れた治療効果が期待できるというアントラージュ効果(側近効果)という効果もあります。

CBD(カンナビジオール)

 CBDとTHCとの違いで代表的な事は「精神作用」の有無です。 THC には精神作用があり摂取するとハイになるのに比べ CBD にはその作用はありません。

 1970 年代から大麻の治療効果はTHCが担っていると考えられていたが、研究が進むにつれさまざまなカンナビノイドの薬効が知られるようになりました。その中でも精神作用がないCBDが注目されるようになりました。

 臨床試験においてCBDが、けいれん、発作、不安、吐き気、その他の健康上の問題を緩和する効果が認められており、2012 年ごろから欧米において高濃度のCBDが含まれる製品が食品として流通している。日本でもCBDが含まれている製品は販売されており、一般に浸透しつつあります。

 CBDはTHC 3%未満の産業用大麻に多く含まれており、日本で伝統的に繊維生産のために栽培されている「とちぎしろ」は、THC が 0.2% 、CBD が 1.1% 含まれています。海外では 20% 近いCBDを含む品種も開発されています。

THC(テトラヒドロカンナビノール)

 大麻の主要な精神活性物質であり最も有名な成分です。1964年に化学構造が同定されました。THCには Δ9-THC タイプと Δ8-THC タイプがあるが、前者のほうは精神作用が強く、後者はその 25% 程度しかない。一般的に言われるTHCは Δ9-THC を指します。大麻には THC が 3% ~ 25% 含まれ、品種によってその含有量は異なります。世界最高の含有量とされているのが「ノヴァ・OG」という品種で 35.6% のTHCを含んでおり、2012年のデンバーカンナビスカップでは最高賞を受賞しています。

 THCには痛みの緩和、吐き気を抑える、けいれんを抑える、食欲増進の効果がある。大麻を吸うと食べ物が美味しく感じられるいわゆるマンチーズ効果は THC の効果です。

その他のカンナビノイド

 カンナビノイドは、104 種類知られており、Δ9-THC タイプ(18 種類)、 Δ8-THC タイプ(2 種類)、 CBN タイプ(10 種類)、 CBC タイプ(8 種類)、 CBG タイプ(17 種類)、 CBT タイプ(9 種類)、 CBE タイプ(5 種類)、 CBL タイプ(3 種類)、 CBND タイプ(2 種類)、未分類(22 種類)が存在している。

まとめ

 THC と CBD の大きな差は精神作用の有無であるが、それぞれに健康に対する効果があり医療的価値がある。また、主要な2種類以外にも多くのカンナビノイドが存在し、その働きは未解明な部分が多く、今後の薬理作用解明が期待される。

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