CBDの安全性と効能 CBDは安全?どんな効果があるの?

 CBDの安全性

 CBDの安全性

 結論から言うと、「カンナビジオール(CBD)には健康に有害性がなく、複数の医療用途がある」と言うのが安全性に関する世界の標準です。

CBDは日本で禁止されている大麻の抽出成分であるため危険だと認識されがちですが、世界保健機関(WHO)のレポート(WHO予備調査報告書)(2017.11)によると天然由来のCBDはヒト(および動物)において安全性・耐容性が高く、公衆衛生上の悪影響を伴わないと発表しています。

 WHOは、「すべての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」を目的として、世界中で病気の撲滅のための研究、適正な医療・医薬品の普及、健康の促進、病気の予防などの推進活動をしている国際連合の専門機関です。もちろん日本も加盟国の一つです。

 CBDの危険性

 では全てのCBDが安全で健康に有害性がないのでしょうか?

どんな物でも体内に吸収する物であれば、一定のリスクや危険性は存在します。CBDではどのようなリスクが存在するのか紹介したいと思います。

 ヘンプや麻は土壌の汚染物質を吸収するという性質を持つため、ヘンプ・麻から作られたCBD製品が汚染されている可能性はあります。栽培される土壌の環境や、使用する肥料によっては、カビ、白カビ、バクテリア、マイコトキシン、農薬、重金属、残留溶媒などが含有されている可能性はあります。それらの物質は身体に悪影響を及ぼす可能性はあります。これは野菜や果実などの食品でも同じことが言えますね。

 そのようなリスクを避けるためには、適正な(第三者機関による)品質チェックが行われていて、その検査結果が公開されている製品を使用することです。成分分析で上記のような成分が含まれていないことが担保されているものが好ましいと言えます。

 CBDの効能

 ではCBDにはどんな効能があるのでしょうか?2019年現在、日進月歩で進められるヘンプや麻に関する研究から分かっているCBDの効能について紹介したいと思います。

 ① 不安障害

 不安とは「対象がはっきりしない漠然とした恐れやプレッシャーなどの不快な感情で、動悸や発汗などの自律神経症状を伴っているもの」です。対象がはっきりしている不安や、軽い不安感は誰もが感じるもので、不安を感じるからといって、必ずしも病気とは言えません。上記の不安と比べ、非常に強かったり、状況にそぐわない、日常生活に支障をきたすようなものが「不安障害」とされています。

 2011年に行われた二重盲検のランダム化比較試験では、それまで治療を受けた事がない24人の社交不安障害患者と、同数の健常者を12人ずつの4つのグループに分け、一方に600mgのCBDを、もう一方には偽薬を投与して、人前でのスピーチを行なったところ、CBDを摂取したグループでは、偽薬のグループと比較して、不安と認知行動が有意に改善し、健常者のグループと比較して、評価に違いが見られなかった。

 ② 糖尿病

 糖尿病は、血糖を下げる働きをもつインスリンの働きが悪くなることで、血糖値の高くなっている状態のことである。生活習慣病として日本でもよく知られている病気です。

 ローラワイスらのマウスを用いた動物実験では、CBDを投与していないマウスの86%が糖尿病になったのに対して投与していないマウスの発症率は30%であったと報告した。

 ③ 関節痛

 関節痛は二つの骨の間の領域での炎症です。発赤、膨脹、圧痛、こわばり、可動域制限などを伴います。

 イギリスの研究チームによる臨床対照試験ではCBDを含む大麻製剤を50人以上に5週間投与したところ、痛みの強度など多くの項目でプラセボ対照群よりも著しい改善が見られたそうです。

 ④ 炎症

 炎症は体の一部に熱・痛み・赤みなどが生ずる症状です。

 CBDは、ラットやマウスを用いた動物実験で炎症を抑制する応答が多数報告されている。

 ⑤ 不眠症

不眠症は、必要に応じて入眠や眠り続けることができない睡眠障害であり、それが持続し、臨床的に著しい苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている場合に精神障害となります。日本においては5人に1人が不眠症だと言われています。

  CBDは睡眠における、徐波睡眠を促し、レム睡眠をブロックする働きをもち、このことはCBDが深い睡眠に貢献している可能性が示唆されている。特に徐波睡眠が減少する高齢者にはCBDが睡眠補助になるかもしれない。

 ⑥ てんかん

 てんかんとは、脳の細胞が通常とは異なる活動をすることで引き起こされる病気であり、全身をふるわせて手足をバタバタさせるタイプや、意識がぼーっとしていても話ができるタイプなどがあります。けっしてまれなものではなく、頻度の高い病気です。てんかんの年代別発症率は、20~50歳の間は少なく、子どもと65歳以上の高齢者に多いことから、 グラフに表すとU字カーブを示します。

 てんかんはCBDによって改善が見られることがよく知られています。CNNのドキュメンタリーで6歳の少女が週に300回の発作が高濃度のCBDを摂取したところ週1回まで激減したことが紹介されていた。

GW製薬のCBD製剤での臨床試験では、200名の患者のうち78%が発作の回数が減り、そのうち25%が発作が完全になくなった。

 まとめ

 CBDに関する安全性についてはWHOの発表もあり、もはや疑う余地はないといえるでしょう。

 CBDの効能に関して特記すべき6つの症状について言及したが、実際にはさらに多くの適応疾患があるとされており、日々研究の成果が報告されており、我々の生活の質をあげる可能性があることがわかりつつある。

 しかし、日本で違法ではないCBD単体での効果に疑問が残る疾患もあることも事実である。ここで紹介した不眠症に関して言ってもTHCには入眠作用があり、CBDとTHC合わせて使用することによってより効果的な作用を得られるとの意見もある。

ぜひ自身で効果を試すことをおすすめします。

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